職場と介護度で介護士の仕事は変わる!

高齢化が進むにつれて需要が増している介護士の仕事ですが、その仕事内容は利用者の介護度や職場により異なってきます。
多くの介護士が働いている職場のひとつに入居型の介護施設があります。たとえば特別養護老人ホームです。特別養護老人ホームは在宅での生活が困難になった要介護度3以上の方が入居できる施設となっています。こちらでの介護の仕事は、食事や入浴、排泄や着替えなど、入居者の身体介護が中心となってきます。

介護士が働く職場としてデイサービスもありますが、こちらは通所介護とも言われており、利用者は長期間入居するのではなくその日に自宅に戻ります。比較的介護度が低い方が利用しており、介護士は利用者の状況に応じて身体介護を行ったり、コミュニケーションを取りながらイベントやレクリエーションを楽しんだりすることも仕事のひとつです。
多くのデイサービスは送迎サービスを行っているので、送迎車の運転を介護士が行う場合もあります。デイサービスは要介護1から5の認定を受けた方が利用できます。

また訪問介護も介護士が活躍する場ですが、こちらは介護士が利用者の自宅に訪問して介護を行います。身体介護はもちろんのこと、自由に動けない利用者に対しては料理や掃除などの家事や買い物を代行することも仕事に含まれます。
訪問介護は1人で利用者の自宅に伺うケースが多いため、身体介護を行うために必要な介護職員初任者研修以上の資格保持者を求められることがほとんど。また介護福祉士資格があると就職に有利となります。